健康の5大要素【睡眠】
- 児嶋俊樹
- 2020年7月21日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年9月15日
人生の中で睡眠は1/3から1/4を占めます。これだけの時間を占める睡眠環境が良くなければ、健康を維持していけないのは絶対です。体の回復に圧倒的に大切な睡眠について、これから見ていきましょう。
まずは、レム睡眠とノンレム睡眠から、これはテレビなどでよく出てくる言葉のため、ご存知の方は多いでしょう。では、レム睡眠、ノンレム睡眠とはどのような違いがあるのでしょうか。
レム睡眠は、急速眼球運動を伴う睡眠で、この状態の時には目以外の体の筋肉が全て緩んでいます。ただし、脳は覚醒していて、大脳皮質は起きている時よりも活発に活動しています。これによってレム睡眠の時に夢を見ると言われています。次にノンレム睡眠は、ステージⅠからステージⅣまであります。ノンレム睡眠は脳の睡眠と言われステージⅣは最も睡眠が深く、完全に脳が眠っている状態になっています。この時に起こされても脳が覚醒できないために寝ぼけた状態になってしまいます。
このレム・ノンレム睡眠は約90分周期で繰り返されているため、最近ではスマホのアプリなどで睡眠サイクルをコントロールしてくれるものも作られ、気持ちよく起きる助けになっています。
しかし、良い睡眠をとる為にはその前の準備も大切になります。元々電気がなかった時代では日没とともに寝る準備をしていたと言われています。今の生活を見ると夜中まで外も家の中も明るい状態のため、いつまでも興奮状態(交感神経が優位)になってしまいます。これを少しでも鎮静させるために、スマホやパソコンを睡眠2時間前には見なくする、室内の電気の明るさを白色ではなく暖色に変えるなどの工夫は必要になってきます。また、寝室の環境は出来る限り電化製品(電磁波の問題も少しずつ病気との関連性も分かってきていますが、それはまた別の機会にします。)を遠ざけ、光と音の刺激が入らないように工夫しましょう。副交感神経を優位にしなければ質の良い睡眠はとれないので、寝るための準備・環境は良いものにしましょう。

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