健康の5大要素【栄養】
- 児嶋俊樹
- 2020年7月21日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年9月15日
栄養、これは色んなサイトで書かれている通り、バランスよく様々な食材を食べることが大切になります。
高校生くらいで勉強する5代栄養素の炭水化物(糖分)、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをしっかりと摂り、成人男性では2,200kcal(注.年齢・身体活動量によって変化あり)、成人女性では2,000kcal程度が一般的な摂取カロリーになります。
炭水化物は、ご飯、麺類などで摂取することが出来、分解するとブドウ糖になりエネルギーの源になるATPを作る為の栄養源になります。脳はブドウ糖を栄養源として働いているため、低血糖になると頭の回転が落ちてきます。逆に摂取が多すぎるとすい臓の疲れ、余ったブドウ糖は中性脂肪として体に残っていきます。これが太る原因と言われています。
たんぱく質は肉、魚、大豆に含まれていて、胃酸で分解していくとアミノ酸になります。アミノ酸には必須アミノ酸(9種類)、非必須アミノ酸(11種類)に分かれます。食事で摂る必要があるのは必須アミノ酸です。アミノ酸は臓器、筋肉、髪の毛を作ったり、ホルモン、神経の伝達物質を構成したり、消化酵素を作ったり、免疫システムに関わってきます。筋トレをしている人はよくアミノ酸、ペプチドの摂取を増やして筋肉の増量を行います。
脂質は、胆嚢にある胆汁によって分解され、脂肪酸とグリセロールになります。これらは体の細胞膜、核膜を構成したり、ホルモンをつくる為に必要です。この後に出てくるビタミンの中の脂溶性ビタミン(D,A,K,E)の吸収を促す働きもあります。最近ではオメガ3の油が良いなどの話もありますが、それはまた別の機会で出していきます。
ビタミンは体を作る為の栄養ではありませんが、体の代謝に絶対に必要でしかも体内で合成することが出来ない物質(ビタミンD除く)です。ビタミンには溶けやすい物質によって水溶性ビタミン、脂溶性ビタミンに分類されています。料理をするときに食材によっては茹でる、煮ることに向くもの、炒める、揚げることに向いているものがあります。ビタミンは不足すると病気を発症します。例を挙げるとビタミンA不足の鳥目(夜盲症)などがあります。
最後にミネラル、これもビタミンと同じで体内で合成することは出来ません。ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などは有名ですが、これらは体の働き(神経伝達、筋肉の動き、血の働きなど)にとても重要な役割を担っています。最近の食物はビタミンとミネラルが不足しているものが増えてきているので、食材選びは少し気を付けた方がよいかもしれません。
特に農家は農作物を毎年作る為に土壌に堆肥や窒素、リン酸、カリウムを巻きます。しかし、それだけで農作物が成長するための栄養素は足りていなく、痩せた土地で出来上がった野菜の栄養素が少なくなっています。
体を作るベースはあくまでも日々の食事なので、お母さんのバランスの取れたご飯を食べるようにしましょう♫

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